light 特殊環境対応LED照明 株式会社サンエスオプテック

新型コロナ後のフェーズⅠ

author:小池桃太郎

(著者撮影:誰もいない東京丸の内)

新型コロナの影響で、世の中が一気に様変わりしました。

会社のある銀座は、今までインバウンド需要で、街中を歩けば、訪日アジア人などが多く、歩くのが困難な状況でした。

2020年1月の中国の旧正月前まではその流れが続いていました。

街中を歩いて感じる印象としては、2月20日までの春節のタイミングで80%ほど減り、3月は99%減り、今では日本人を含めて、ほとんど人が歩いていません。また、お店も基本的にクローズしています。ランチタイムの業務やデリバリーをしている個人経営の飲食店は夕方までオープンしている店はありますが、午後8時までやっているようなお店も見当たりません。結局、今の時期行く人が少ないから閉めています。

日本で一番多くのブランドショップが並ぶ銀座のお店は全て閉店しています。百貨店なども全て閉まっています。

こんな銀座は今まで見たことがありません。しかし、海外在住の友人らに「銀座に人がいない街中」の写真を送ると、照明がたくさん点灯しているだけ、まだ活気が感じられるといいます。笑

しかし、この状況を目の当たりにすると、コロナは人類の社会の在り方を根底から覆していく為の、移行期間を創っているように見受けられます。

例えば、読書の習慣がない人が読書の習慣を身につけるのに、何日、何週間、何カ月必要か?スポーツをしたことがない人がスポーツをする習慣をつけるのに何カ月必要か?ライザップが痩せたい人を痩せさせるために、基本3ヵ月のコースを設定しているのはなぜか?

結局、何か新しい環境に「自分自身を習慣化」させるためには最低でも3ヵ月は必要だということです。

私は読書も好きですが、読書をしていて、多くの人は本を読んで満足して終わる人が多いと聞きます。その読書で学んだことを実生活に落とし込んで、その学んだことを習慣化して、レベルアップさせていくことが出来る人は少ないといいます。

結局、人は分かっていても、今までの既成概念や行動・思考回路を大幅に変更して、自分自身を変えて、習慣化していくのが難しいわけです。ある意味保守的な訳です。

3という数字は重要です。3日坊主:飽きやすい人は3日の修行も耐えられない。仕事で3ヵ月の試用期間があるように、3ヵ月で仕事になじめる習慣が作れるかどうか、石の上にも3年、3年ほど経験しないと一つのことを理解して成し遂げられない。

結局3ヵ月くらいかけて、やっと人の習慣は変わっていくものだとすると、今回のコロナも1月から少し話題になり始め、最初は中国の話かと思っていたら、なんとなく他人ごとではなくなってきて、いよいよ2月から雲行きが怪しくなってきました。3月からようやく自分も関係している事として受け入れ、4月、5月と自粛して過ごし、3カ月ほどかけて、人の習慣や生活スタイルが変わっていく流れが作られてきます。

今回この3カ月間、日常の生活の情報にコロナ刷り込まれ、コロナとの共存を経験することで、世界中の人々や日本人は、今年1月までの過去の社会・生活スタイルに戻ることが出来ず、コロナによって新しい習慣を身に着け動き出し、次のフェーズ:社会構造・習慣に、移行していく時期を経験していくわけです。徐々に次の時代に、緩やかに変化していくと思われいた生活スタイルが、コロナによって、3ヵ月で凝縮されて、短期間に絞られて、変革を起こした感じです。

(著者撮影:誰もいない銀座4丁目)

その結果、次のフェーズに一気に変わることになりそうです。(あくまで私が感じる次のフェーズです)

例えば:テレワークをする人が増えました。

自宅で出来る仕事も増えていきます。在宅ワーカーは、自宅で仕事が出来る、在宅で出来る仕事だけをやればよくなります。自宅で出来るインフラ環境も急激によくなります。多くの人が会社に来なくてよくなります。人が均等に来なくなるので、広い事務所のスペースもいらなくなります。1時間や2時間かけた通勤が減り、通勤ラッシュも減ります。家の近場のカフェなど仕事が出来る環境が整い、カフェなどでTV会議や仕事をする人が増えます。コーヒーを飲みながら、TV会議や作業も出来ます。貸し会議室まで行く必要がなくなります。また、遠隔で出来る業務は東京など大都市に住む必要もなくなります。多くの人が東京から離れます。東京に住む人が減るので、不動産売買や賃貸のニーズが減ります。その結果、人口減に一気に拍車をかけ、大都市の不動産の価値が下がります。また地方出身者は地方の地元にいる高齢になった親の面倒も見ながら仕事が出来るので助かります。通勤や間接的にかかった手間や時間を減らせます。生産性が向上します。

例えば:TV会議が増えました。

人と会う理由が減ります。3密をしない習慣が身に付いたので、人と会うより、TVやスマホで顔見ながら話をするだけでも満足します。何もないのにわざわざ人に会うという習慣が減ります。レストランなどで食事するのは、大事な人だけになります。あまり知らない人とわざわざ居酒屋などに行って食事をする習慣が減りました。外食は月に2,3回くらいに減りました。TVでの飲み会が増えました。直接会うのはほとんどないです。大勢で飲むとかカラオケに行って騒ぐという習慣がなくなりました。TV会議が増えたので、身に着ける物やファッションもブランド物でなくてもよくなりました。日本一のブランドショップ街の銀座からブランドショップの店がほとんどなくなりました。ブランドを身に着けていく機会が普段の生活でそもそもあまりありません。冠婚葬祭などでどうしても見栄を張る場合は、アプリを使って、シェアで借りたら良いだけです。最近は、所有するという感覚がなくなり、日常の生活で必要な物しか買わなくなりました。また、今まで会議に出席をしていた時に、あまり意見を言わない人たちがいました。TV会議でもあまり意見を言わないので、TV会議に呼ばれなくなりました。あまり必要でないと皆が感じていました。いつのまにか会社にもいなくなりました。代わりに優秀なAIロボットが部署に配属されました。彼は過去のデータ分析や理論的なマーケティングが得意なので、彼がいれば、その彼のデータを元に判断できるので、非常に助かります。事前準備もしっかりして参加するので、彼がTV画面に登場すると安心します。しかも、体調不良などで欠席することもなく、常に明るく元気です。感情的にヒステリックになることもなくスマートです。ただ、声がもう少しチャーミングだったら嬉しいです。

例えば:役所への申請や投票の仕方が変わりました。

今までは役所で何かを受け取ったり、申請するのに窓口に並んでいました。しかし、今回のコロナで、ネット申請が出来るようになりました。結局コロナの時に実証されたのですが、実はネットで何でも出来るわけです。そういうシステム設定を面倒臭いから政府がしなかっただけで、これを機会に役所の窓口は3密になるので、それを防ぐためにも、もう窓口に行くのはナンセンスになりました。役所の窓口も人はほとんどおらず、ロボットが全て対応します。役所に行くという感覚はなくなり基本的には作業は全てWEBロボットが対応します。不明な点は、WEBのロボットチャットが答えてくれるので、間違いもないですし、言われた手順で誘導して進めてくれるので楽ちんです。電話で待たされることもありません。高齢者でも文字や音声でも対応してくれるので誰でも出来ます。選挙の投票も変わりました。わざわざ投票の会場に行くのが3密です。ネットで候補者がYouTubeで演説して、推薦する候補者の投票をネット上ですれば済みます。  政府が今回のコロナで改革を起こし、国民がわざわざ、その為に、その場所にいかないといけない、とかそういう行動をしなくて済むようにしたので、非常に効率的な世の中になりました。

例えば:移動の仕方が変わりました。

普段の行動の中では3密をさけなるべく健康の為にも歩きます。遠出をする際には地方に行くのに車で高速道路を使っていきます。コロナの時期は移動が少なく、道はガラガラでした。事故も激減して、わざわざ警察の取り締まりも必要なくなります。警察官がいなくとも高速や街中の防犯カメラやグーグルのライブや5G付きの車載カメラでリアルタイムで状況がわかるので、何かあればすぐにJAFや消防車、警察が駆け付けます。自動運転が当たり前の世の中なので、渋滞もなく安全に車内で仕事をしながら移動が出来ます。トラックは自動運転なので、安全に3車線の左車線を法定速度通り走っています。急に目の前に割り込んで来ることもないので、安心です。また車は普段使う必要がないので必要な時にシェアで借ります。車にかかる税金負担もなく、駐車場も必要がないのです。ニーズが減り街中にある駐車場がなくなってきました。代わりに運動などが気軽に出来る施設が出来るようになりました。ロボットが24時間食べ物などを売っています。同時にロボットが施設の防犯セキュリティを担っていて、何かあれば警察に連絡します。車の販売台数は今や日本では年間100万台です。車が少ないので、路上パーキング1時間100円で十分停められます。また、首都圏から地方に住む人が増えたので、コロナ前のような集中渋滞も減り、スムーズに移動できるようになりました。道路もこれ以上作る必要がなくなりました。また、人を乗せる無人ドローンが近隣を飛んでいるので、それを皆でタクシーのように使っています。普段の生活でスーパーに行ったりする近隣の移動はスマホで無人ドローンを呼べばすぐに来てくれるので便利です。また昔は、人が運転していたタクシーがありました。でも、人による運転のレベルが違うので中には危ない運転の人もいたそうです。バスも無人です。信号機とバスが5Gで連動しているので、急ブレーキや急発信することもなく、安全に乗客を運びます。出張した際のホテルもずいぶん減りました。東京オリンピックは結局中止になりました。その時に建てたホテルも個人オフィスみたいな形で、各部屋をTV会議などが出来るようにしてテレワークの場所になっています。

例えば:地域密着と通貨が変わりました。

お互いに移動が減るので、地元に住んでいる人たちで、共存共栄の意識が芽生え地域を盛り上げているのがTVでもよく放映されています。老若男女、仲良くその地域で暮らてします。若い人も効率的に仕事が出来るので、時間も多く取れるようになったので、一緒に地域を盛り上げるために協力をしあっています。コロナの影響で、海外に行く人はずいぶん減りました。また、海外から来る訪日客もずいぶん減りました。別に強制的ではないのですが、江戸時代の鎖国のような状況です。昔はインバウンドという言葉が流行りました。今海外の景色などはバーチャルTVで、リアルな映像をもとに旅行した気分が味わえます。安全ですし、今では旅行会社の多くが、高齢者でも旅行をしたいという方のためにも、バーチャルTV館を提供しています。本当に旅行に行く時間がなくても十分に楽しめます。また、海外から食べ物を取り入れることをなるべく避け、地域密着で食べ物や物作りを進めています。政府は生産工場など国内でのライフラインビジネスを見直してもう一度各地域に振り分けました。スマホでYouTubeや動画を長時間見る人はいません。映画館も随分なくなりました。勉強になる動画は見ていますが、コロナの時期に動画を見すぎて見飽きた感があるので、もう少し生活自体に精を出して生きたいのです。また直接口にする食べ物など、食材などを育てたいのです。それぞれの地域では、畑で取れた野菜などをAさんは、近所の人に配ります。年配のBさんは田んぼでコメを若い人たちと作ります。若手のCさんは、WEBが得意なので、WEBの設定などを近所の家に設定したりします。Dさんは、木材を加工して家具などを作って必要な家に渡しています。みなそれぞれの得意な作業をして、それで欲しい物や食べ物と交換します。昔は、メリカリやジモティというアプリを使って中古品を売ったり、買ったり、譲ったり、ポイントにしたりしたそうですが、今では、WEB上で近隣同士がだれがどこに住んでいるか全てわかるので、安心して無料でお互いに物々交換をします。ポイントにして買うこともできます。通貨の概念も変わり、地元で使える地元Pay、他県に行ったときに使える日本Pay、世界共通のワールドPayがあり、ポイントで交換できます。一昔前のカード会社のポイントだったり、アメリカのドルだったり、仮想通貨と言われていた類のものです。今では、ワールドPayで、世界中の物が買えます。物々交換などを含めてそのポイントで直接世界中の売りたい人から買いたい人が購入することが出来るのです。物をポイントで購入する際の評価も出ているので、事前に売りたい人が信用出来るか確認できます。言語はチャット翻訳があるので、安心です。英語を学ぶ必要もその国の言葉を学ぶ必要もありません。日本語だけで十分です。また物を買うのを一昔前は、アマゾンや楽天市場、ヤッフーなどWEB上の仲介業者を通じて買っていたようです。今ではそれほど必要な物がないので、普段の生活は近隣同士で済みますし、どうしても手に入らない物は世界中をWEBで探して、ワールドPayで買います。今では直接何でも世界中から安くポイントで買えるのです。

次のフェーズは考えたらきりがないですね。

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