コロナとの付き合いが始まって、すでに1年半以上経過します。
昨年の5月は東京では活動が完全に止まり、その後も各地での都市機能や経済活動も停滞を続けその経済停滞が日本全体を覆い、GOTOキャンペーンによる人の往来から年末のコロナ急増などのインパクトが出て、その結果、年末の帰省も出来ず、東京から地方へ行くのは、コロナ菌を持っていくようなイメージにもなりました。また、地方でもコロナにかかるとまるで悪人かのように町内会の回覧板や地方新聞などで取り上げられ、場合によっては職場にいられなくなり退職したり、その地域に住むことが出来なくなり他の場所に移住したりという状況が発生しました。
まるで、コロナ=治療方法の見つからない未知の病原菌、かかると死、みたいな印象がメディアなどの報道からマインドコントロールされ、行動の抑制などもかなり行われました。
2021年に入ってからは、オリンピックの開催に向けてコロナ患者との関係から開催をするかしないかの論争が高まり、結局時短要請の最中オリンピックが行われ、全体的な盛り上がりに欠けながらも、日本人のメダルラッシュに国内では盛り上がり、海外でどのように取り上げられたかは別として開催して良かったとの結果でした。海外では、日本でコロナが流行している中での開催を否定する記事が開催1カ月前には数多く大きく取り上げられ、日本国内の様々な中止の声もオリンピック委員会には響かないという状況の中、開催に関しての賛否両論が出ていましたが、どちらにしても開催しなければならない状況だったのは水面下ではあった話です。
オリンピックが無事に終わり、予想通りコロナ患者は過去最高数に増えましたが、夏場を超えるとワクチン接種が進み、2回受け抗体が付いた人が増えた為、コロナ患者数も激減し、去年のGOTOキャンペーンをしていた同じ時期には、東京都のコロナ患者数は毎日50人程度に下がりました。
そして、10月25日から完全に時短が解除されました。10月に入ってから街中には人混みが発生し、交通渋滞も起こり、人の往来が通常通りになってきた感があります。夜の銀座で歩いている人の数もだいぶ増えました。まだまだ、コロナ前の2019年の夏の盛り上がっていた時期までには回復していませんが、人の動きに関しての規制が解除されてかなり活発になってきました。本当に、日本人は規則正しく、言われたとおりにきちっとする国民だと改めて思います。
そして、10月から経済がやっと回り始めた気がします。これがコロナ前の通常の状態だったと感じる日々になってきました。逆に1年半の停滞からリバウンド的な経済のインパクトさえ生まれると思えるくらいです。
当然、コロナで飲食店などもかなり差別化され、銀座界隈では閉鎖するお店も多々見かける中で、25日からの時短解除でお客さんが一気に戻ってきたお店とお客さんの入りが少ないお店と現時点ではかなり分かれています。
この1年半は、人前で話す機会もほとんどなくなりました。2019年までとだいぶ状況が変わりました。
先日の神奈川県電気協会様向けのプレゼンもWEB上での1時間の説明でした。
2022年以降どのようにコロナと人類が付き合っているのか、また経済がどうまわっていくのか、ポジティブな意味で楽しみですが、原油価格が上がっている今、インフラなどからインフレが起こり、モノの値段が高くなり、来年は本格的にスタグフレーションが起こりそうな予感です。