light 特殊環境対応LED照明 株式会社サンエスオプテック

~夏の陣~

author:伴 貴雅

 今年の1月にも「風の時代」を感じる出来事があり、これまで「土の時代」に埋もれていたさまざまな情報が、ふわっと浮かび上がってくるような流れを感じていました。実はその頃から、今回の参議院選挙に関する予兆のようなものも感じていて、新年の挨拶としてブログに書いていたのですが、振り返るとその通りになりましたね。

 SNSの登場によって、個人が自分の情報を発信する時代が始まり、人々はお互いの価値観や行動を公開し、「いいね!」を求める時代へと移行しました。個人がリアルタイムで情報を発信するという意味では、SNSは非常に有効な手段となり、その象徴ともいえるXは、まさに情報発信の革命だったと言えるでしょう。

さらに、YouTubeもまた情報の解放を促した大きな革命でした。スポンサーをつけずに、自分の力だけで情報を発信し、多くの人の共感を得て、それが収益という形で返ってくる。この仕組みはとても素晴らしいことだと思います。

今の時代、人々は「本当の情報」を求めていて、この社会はどのように動いているのか? 誰が動かしているのか? 誰が何をしているのか?そういったことに、これまで以上に目を向ける人が増えてきた時代だと感じます。

 この時代は、360℃の視点で人柄や熱量なども見られるので、政治家も今までみたいなやり方ではだめだとよく分かったと思います。今まではテレビなどのメディアで少し良い感じのことを言って、短時間でなんとなく良い印象を得ていて知名度があれば、当選するような感じでした。

「まあ、まあ、まあ」「よろしく、頼みます」みたいな。お互いにWin-Winで行きましょ、みたいな。WinーWin利権みたいな。

 要するに印象操作がうまく働くか?トーク力で面白く伝えられるかどうかが非常に重要だったので、なんとなくこの人かな、この人なら好さそうかな、という感じでした。政治家はトーク力がありますから。あとは、過去の経歴がすごいとか、地元の支持基盤があるかとか業界・団体がバックについているとか。ある意味スポンサーですからね。ただ、今の時代は、土から風になり、激変して、激動の世の中に移ってきている改革の時期なので、なんとなく皆さんも落ち着かない感じが日々あるかと思いますが、それはその通りだと思います。世の中はすごい勢いで変化しているわけです。その流れに乗れるかどうか、乗れないかの線引きが明確にされていくわけです。

 今までの隠す時代から、自分の言葉で自分の考えや信念を多くの人に伝えるメッセージ力があるか、その発信力が本心か、熱量があるのか?そこには、短期的な利己主義な私利私欲が垣間見える印象なのか、または、長期目線で国の為、国民の為という思いでしっかり働いていこうという気概があるのか? そういうものが今回の夏の陣では大きく露呈されて本質が見えたと思います。

 今回の参院選を通じて、本心が見抜かれる時代に突入しました。また今後も同じ流れが続くので、完全にこれまでのようにオールドメディアを通じた偏見報道は通用しないというのをメディア自体が理解していないのも問題です。自分たちが未だに世の中を動かす力が強くて、一番だという意識が強すぎてその自尊心の塊が、今回の参院選でもオールドメディアの偏見報道の時代が終わったというのを自覚していないように見えてびっくりします。

 オールドメディアの偏見報道とスポンサーの影、こういうのも露呈されてきて、さすがに見ていて疲れを感じた人も多いと思います。なんだろ、何がしたいんだろう?みたいな。なぜ、そこでそんなに嚙みついた意見をいう?ニュースキャスターの素顔も見えました。国民の意図がやはりこの業界の人たちも同じく見えないのかと感じます。

日経新聞2025年7月17日から抜粋(投票日前)

 参議院選の前の日経新聞のデータの抜粋ですが、これが今後の日本の政治に対しての方向性だと思います。今の現役世代の50代以下の有権者の各政党に対しての支持者の割合をみたら、日本人の考えている方向性がよくわかります。何の情報をみて、何を根拠に投票していくか、その結果、今後の日本の政治がどのように動いていくかが予想できます。50年後自民党はオールド政党で少数野党として残っているか分裂して他党へいくか、野党としての連立政権にいるかという感じでしょうか。

 日本人ファーストVSアメリカファースト

 私もアメリカの大学で勉強していたので、アメリカが白人主義なのは非常に痛感しています。皆さんあまり意識していないと思いますが、アメリカは差別の国なので完全にヒエラルキーが出来ていて、白人が一番偉くて、白人が社会を回す構造で動いています。特に印象としては、優秀な上位2%の白人が20%の大学卒の人たち動かし、80%の基礎学力がそれほど高くない人たちを経済を回すために使うイメージです。様々な民族や文化の違う人たちを同じように動かすために、マニュアル文化が出来たわけです。文化や価値観、言葉が違う人種はマニュアルがないとどう働いて良いかわからないからです。セブン・イレブンが最初に日本に上陸したとき、1974年、日本人が優秀すぎでマニュアルなどいらない、逆にマニュアルによってサービスが低下すると話題になりました。日本人は基礎学力が高く優秀でそもそもマニュアルがない方が顧客対応なども含めて良いということでした。アジア人は基礎学力が高いので、黒人からアジア人は仕事を奪っていると言われて、ロサンゼルスみたいな「メルティング・ポット」他民族がお互いに共存して文化を形成する、場所にいたときは、めちゃくちゃ差別を受けていました。笑。

 デニーズでコーヒーを飲みたくて、A cup of coffee please. May I have a cup of coffee, pleaseと注文しても、誰も持ってきません。黒人の女性に言っても素通り、コーヒーをお願いしますって何度も言って、やっとコーヒーが出てきたのは1時間後です。そんな差別を受けることはしょっちゅうです。黒人の警察にも車を止められて、何もしていないのに、アジア人だから色々言われて、罰金です。本当に警察に差別を受けたと感じたのでびっくりしました。アメリカにいたときには、ほんとうに差別を受けまくりました。でも、アメリカはそんなもんかと思い、多国籍国家だからしょうがないし、逆に自分は、日本人であるというアイデンティティ:Identityを10代後半で意識したので、それはアメリカに行って良かったと本当に思っています。

 日本人として日本をよくしたいという気持ちはもちろん私にもありますし、多くの優しい日本人が住んでいる日本にとっては、逆に海外と陸続きでなくて良かったと本気で思っています。これが中国大陸やヨーロッパ大陸のように陸続きなら、今頃、他国からの直接的な圧力や経済的な嫌がらせで日本という国はもっと住みにくい国、経済を回しにくい国になっていたかもしれないと思うと、日本は本当に島国で守られていると思います。アジア人の友人もいますが、アジア人同士も仲良くして、ケンカをするのではなく、さらに日本という国が今後もしっかり日本人を確立して残していく仕組みを作り上げていくことが重要だと思っています。

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