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企業が長寿命で存続するコツとは?Vol.1

author:伴 貴雅

先日、取引先の社長達との会食で「企業の存続年数」について話が出た。

弊社もビジネス関係者の方々との「ご縁」のおかげで、設立してから今期で10期目になった。本当にありがたい話で日々感謝の気持ちしかない。

弊社も設立の初年度から、100年に1度といわれた「リーマンショック」がドンピシャで起こり、いきなりびっくりするほどの不景気で本当に不運なスタートで、私の歩んでいる人生は不幸そのものだと思ったものだ。

ただ、そうしたスタートから始まったおかげで、日々の様々な苦労の中から社会や人に対して、見えてきたことも沢山あり、逆に今となっては「今の自分・会社」があるだけ、全て「感謝の念」に変わるほど、ありがたいことだと感じている。

幣社はまだ、たった10年の会社でしかないが、調べてみると、10年で存続している会社の割合は、6%ほどしかないそうだ。100社中でたった6社。意外と継続できる企業が少ないのは、多くの理由があると思われるが、たった10年でも「市場」や「社会構造」が変わり、世界の経済の動きが今はダイナミックに連動しているので、そうした動きをマクロ経済的には捉えていかないといけない。

日本の政治を見た場合、政治と経済は大きく関係しているので、その動向や要因を把握していかないと会社の存続は難しいだろう。また、日々のミクロ経済の目線で見ると、取引先との関係性などが非常に重要だと思われる。最終的に重要なのは、「人との付き合い方」と徹底した「信頼関係」だ。

10年~20年の存続期間では、会社設立当初の人達と取引先の関係者との付き合い方などが会社の存続上では、非常に重要な時期だと思われる。

その中でも、本当の骨幹になるのは、「企業の経営方針」、要するに「企業の本質」がどこにあるかを追及することと、「取引先の企業」を含めた「実際の社会」にどう貢献出来るかということだと思う。当然、出会う人達によって、企業の流れが大きく変わってくるのもこの時期だと思う。

今考えると重要なのは、起業した人達の「本質」と「運」と「人に対する接し方」が存続していく上では大きいのではないだろうか。また、継続できない企業の多くが、本質から外れた「小手先のテクニック」に頼りがちなので、一時期は良い時があってもアップダウンがひどくて、「社内に良い人がいる時は良い」が、その人がいなくなるとダメだったり、「社内の人のマインド」の問題が大きく影響して、ダメだったりするのではないかと思う。

ただ、意外と「小手先の営業テクニック」や「小手先の人付き合い」に頼る経営者も多く見てきた。また、人間関係のトラブルが多い経営者も本質的にだめだと思う。

だから、私の周りには「運が良くて、良い人であり、本質を理解している」経営者しかいない気がする。

実際に限られた時間では、そういう人しか会わないものだ。

また、私の父親の建設会社を見てみると、起業して27年が経つ。

私の祖父の企業も確認してみたら、大正6年に設立して、現在で99年が経つ。

長寿企業の経営者たちと接している私も長寿企業の秘訣のDNAが宿っていることを願うばかりだ。

30年継続する企業は、10,000社中、2社。存続率、0.02%
100年継続する企業は、生存率、0.006%

Vol.2へ続く・・・

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