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製紙機械メーカー堀河製作所様の工場LED化 【2020年施工】
工場内は、製紙工場向けや不織布業界に販売している機械が大きいため、非常に大型の機械・装置が多いのが特徴です。
本社の製作工場敷地面積は9,980平方メートルにもなるため、工場内の水銀灯の数も140台ほどになります。
既存の照明は全て梁や壁面に設置してあり、その高さは6m、8mや10mなど全ての照明が高所にあるので、工場内の照明交換は全て、高所作業車を使った工事になります。
また、既存の照明が400W相当の水銀灯の中で、あえて700Wの代替えの明るさのLEDを選定し、その場合LED照明が150Wほどになるので、全体の省エネ率で考えると1/3の省エネになります。
また、今回は消費電力量を3分の1に抑えると同時に、工場内の明るさを維持しながら、台数も減らしていきます。最終的には3/4に減らします。
照度的にも問題がなく、明るくなるため、減らすことが可能になります。特に工場内の稼働時間が24時間など長いほど、台数を減らすことで、大幅に省エネになってきます。
既存の水銀灯の明るさが時間経過の中で、落ちてきているのが分かります。しかし、消費電力量は変わりません。無駄な電気量が増えていることになります。
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高所作業車を使用して、梁に設置されている水銀灯を交換していきます。
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左側が水銀灯で、右側がLEDに交換した後になります。大きさが全然違います。
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梁以外にも工場内の壁に設置されている水銀灯も交換していきます。
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工場の軒下にも水銀灯が設置されていますので、交換していきます。既存の水銀灯の器具は10㎏ほどあるので、非常に重いですが、LED照明は2㎏ほどなので、非常に軽く、現場の工事担当者からもLED交換する際にLEDの器具が軽いので工事がしやすいと話題になります。水銀灯の器具が重いのは、水銀灯の反射に対しての考え方がベースにあるため重くなります。
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軒下の水銀灯もLED照明に交換していきます。
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約3週間にわたるLED化の工事になりました。関係者の方々のご協力ありがとうございました。
【販売・施工:中村電設工業(株)】