施工期間:2カ月+α
器具台数:リフター対応・腐食性ガス対応 120台 他の照明2000台ほど
調布市と三鷹市が運営している大型ごみ処理施設のLED化を実施させて頂きました。
ごみ処理施設では、ごみを集約するゴミピッドを含めて、既存の照明は足場などを組めない状況もありオートリフターを使用していますが、そのオートリフターを活用して、LED化をすることで、大幅なコストダウンと工期短縮を前提にLED化が進められます。
このような大型ごみ処理施設においては、24時間、365日稼働しており、年間でも1~2週間ほどしか稼働を止めることが出来ません。保守メンテナンスを行う時間というのは、非常に限られた時間になります。
そうした中で、現場は様々な種類のゴミがある関係で、腐食性のガスにも対応した製品のスペックが必要になります。この腐食性ガスも様々なガスがあることから、そのガスに対応したLED照明でなくてはなりません。
今回納めたLED照明は、オートリフター対応LED照明×腐食性ガス対応×水銀灯の代替え1000Wクラスなどの明るさを求められたカスタム製品の導入になります。
単純にLED照明の腐食性ガス対応の製品といっても、実はガスの種別も多く、非常に奥が深い世界の為、一般的なLED照明や単に腐食性ガス対応のLED照明であっても、製品の構造や部材の関係で、製品の中には基盤が腐食し、LED素子が壊れて全灯不点灯になったり、部分的な不点灯になっている製品も世の中では見受けられます。基本構造や使用される部材の関係があります。
そうした中で、弊社では、このような腐食性ガス対応のLED照明が求められる様々な現場にカスタム対応をして、導入を進めておりますが、そのような現場ではカスタム対応をすることで初めて、その環境に対応していることになると考えております。
ゴミ収集車が毎日ごみを運搬してきて、フル稼働のプラットフォームです。こちらも高所で稼働時間が長いため、なかなか照明の交換が難しく、オートリフターを活用したLED化が求められました。しかも、腐食性ガス対応も必要になる場所です。
タービン室なども下にタービン発電機があり、高所作業が出来ない為、リフターを活用することで短期間で工事が可能になります。リフターを活用して、一気に照明を降ろして、LEDへ交換します。
ごみピット内も全面的に腐食性ガス対応のLED照明70台ほど設置しました。今までのナトリウム色からLED照明に交換することで、視認性も上がり、クレーンを操作される方も非常にゴミが見やすくなったとコメントを頂きました。
様々な現場を施工していく中で、腐食性ガス対応やオートリフターを活用しないとLED化出来ない現場は非常に多くあります。しかし、そういう現場ほど稼働時間が長いので、工事の時間が確保しにくいものです。そういう現場のLED化の施工期間を短くするためにもその現場に合わせたカスタム対応のLED照明が非常に重要になります。
打合せや施工中など、現場関係者の皆様のご協力を頂きましたことで無事に工事も完了出来ました。誠にありがとうございました。