ブログのNo.1 では、電子機器であるLED照明は、設置する環境に大きく左右される為、環境に合わないLED照明を使用すると非常に短寿命になってしまう。結果として既存の蛍光灯や水銀灯、その他の照明より寿命は短くなってしまうのを解説した。
それでは、消費者庁の報告に記載してる文章を解説していきたい。
【照明は、ON,OFFだけだが、実は奥は深い】
以下:<消費者庁の発表した文章を抜粋して記載>~Q : 消費者庁の文章 A:私の回答。赤文字は重要なキーワード。
Q:LED照明は正しく使いましょう -本来使用してはならない照明器具に使うと発煙、発火などの原因に!
A : 本来使用して良いかどうか、一般人では見分けがつかないので、専門家に依頼をしよう!
Q:そうした中、LEDランプを本来使用してはならない従来の照明器具に取り付けて、発煙するなどの事故情報が消費者庁に寄せられています。
LEDランプは、見た目の形状や端子の口金が従来の照明ランプと同じでも、内部の設計は異なるため、従来の照明器具とLEDランプの組合せによっては、発煙や焦げ等の事故につながるおそれがあります。
A : 内部の設計ではなく、根本的に交流と直流の関係や既存照明の安定器とLED照明の電源回路の違いなどがある為、別物の製品の組合せとして考えなければならない。
Q:また、長期に使用している従来の照明器具は経年劣化しているおそれもあり、そのまま使い続けると、故障や不具合が起こりやすくなります。ランプのみ寿命が長いLEDランプに交換しても、使い続けられないおそれがあります。
A:勘違いしやすいのが照明の器具本体が壊れるのではなく、照明の器具内にある安定器が劣化して点灯しなくなるのだ。
10年ほど経つと安定器場は壊れ始める。当然、壊れ始める安定器はLED照明には使用してはいけないし、既存の安定器も種類があり、グロー式、ラビット式、電子式など色々な種類がある。
屋外の塩害エリアで長年使用している照明は、エアコンの室外機や車などと同じで、塩害によって錆びたりするので器具本体がボロボロになってくる。通常、室内で使用している照明器具などは、基本的には長期で使用してもほとんど劣化はしない。
照明器具の経年劣化というより、照明器具の中に入っている安定器が劣化しているので、蛍光灯を交換しても点灯しないのは安定器が壊れているのが原因になる。但し、ランプのみを交換する場合は、安定器を使用せず配線を直結するので、照明器具の中にある安定器による故障や不具合は左右されないので、故障や不具合が起こるというのは考えられない。
Q:従来の照明を新しくLED照明に替える場合は、LED照明の注意点を理解し、正しく安全に使いましょう。
また、照明器具は経年劣化することもあることから定期的に点検を行うことが大切です。特に以下の点について確認しておきましょう。
従来の照明器具を替えずにLEDランプに切り替えるときは、その照明器具に使用可能かどうか、LEDランプの注意表示等で確認しましょう。
A : LEDランプの注意表示等や使用範囲は、非常に細かく記載されており、一般素人が全てを理解した上で、LEDランプを取り付けるのは現実的には難しい。
Q:照明器具は経年劣化が事故の原因になることがありますので、定期的に点検しましょう。一般的に照明器具は10年を過ぎると故障しやすくなると言われています。
照明器具のラベルで製造年が確認できます。また、使用しているランプや照明器具がリコール対象品でないか確認しましょう。
A:照明器具の経年劣化が直接の事故になることは少ない。それよりも電気配線の漏電であったり、安定器の問題の方がトラブルとしてはむしろほとんどだ。照明器具が10年を過ぎて経年劣化で故障するのではなく、既存の安定器が壊れてくるのが10年を過ぎたくらいからだ。また、照明器具のラベルで製造年を確認出来れば良いが、現実的にはシールが古くなって粘着力がなくなり剥がれて製造年が分からない現場の照明も多い。その場合は、照明器具内の安定器の製造年などを見て判断をする必要があるが、そこまでいくと専門家に確認を依頼をしないと素人では判断出来ない。