水面下で進む2021年問題。

夜景写真
(筆者撮影)

前回のブログを書いてから、あっという間に3カ月も過ぎてしまった。毎回反省。。出張しているとあっという間だ。

基本的に、ビジネスは現場を知っていることが何より武器であり、その現場の情報に精通していることが重要で、時代の流れで変化している中でも、刻一刻と変わる現場を捉えているかが非常に重要だと考えている。

だから、私は色々な現場に顔を出している。現場が好きなのもある。現場から学ぶことが沢山ある。

そうした中で、現在商業ビルや工場、倉庫などを含めた大型施設で、2021年に向けた動きをしなければならない状況でありながら、なかなか予算化が出来なかったり、その為の進み方が非常に遅かったり板挟みになっている現場が多いとみている。

水俣条約が国の方針で本格的に動き始めている中、既存の照明の水銀量に応じて、生産・販売・輸出入が2021年から禁止になるのだ。(以前に私のブログでもその過程を記載済み)

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(筆者撮影)

当然、2021年にいきなり無くなってしまうことはないが、今でさえ既存の照明器具の種類を各社大幅に減らしており、購入することが難しくなっている状況だ。

インターネットで探しても販売している種類が極端に少ない。ラインナップの生産数や量を減らしているからだ。

世界中の照明業界を見渡しても、日本ほど照明器具の種類が多い国はない。その為、今までの既存の照明を全てLEDで簡単に置き換えるのは不可能なのだ。カスタムして生産したり、独自に作りこんだり、色々試行錯誤しなければならない。

ただ、2021年を迎えるに当たって、その時を迎えても急に対応が出来ない。今から準備を進めていかなければならないのだ。

2017年の現在でもこの状況では、4年後の2021年時に市場に既存の照明の種類がどれだけ残っているか状況は想像できる。

既存の水銀灯や蛍光灯の特徴は、フィラメントに電気を流して点灯させていたので、簡単にどんな環境でも使用することが出来た。

電気を安定器を通じて安定供給すれば点灯するので、安定器が壊れたら安定器を交換して、蛍光灯や水銀灯の管球が切れたら交換すれば済む話だった。

作りの原理が簡単なので、ある意味どこに設置しても「壊れにくかった」これが今までの照明の最大の特徴だ。しかし、LED照明は半導体製品なので、実は、

「設置する場所に合わせたLED照明の製品を取り付ける」必要がある。

例えば、LED照明もパソコンやスマートフォンと同じような家電製品だと想像してもらえば、分かりやすいと思う。

スマートフォンも防水仕様はIP68の完全防水タイプになっている。通常のスマートフォンを水に入れたら簡単に壊れてしまう。

同じように、どういう環境下で既存の照明が使われているのか? その環境を把握した上で、その環境に合わせたLED照明を設置しないと壊れてしまう。

工場内は空調が効いていないので、天井近くに設置されている照明の温度は熱くなる。空調が効いていて天井も涼しければ話は別だ。

現場の湿度は高いのか?現場には粉塵が舞っていないのか?現場では薬品などは使用されていないのか?酸なども舞っていないか?

塩害対策は必要なのか?様々な現場での環境の状況を確認した上で、LED照明を設置していかないと「熱に弱い、様々な外的要因に弱いLED照明」は、簡単に1年~3年で壊れてしまうのが分かってきている。

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(筆者撮影)

現在は、リーマンショック後で企業の景気が一番良くなり、設備投資などもしやすい環境下にある。しかし、オリンピックが終わった後の日本の景気の見通しは現時点では読めない。多くの経済予想では、不景気に突中すると予想されている。

それは、様々な相関理由があるが、不景気に突入して予算を立てにくくなってから設備投資で照明を交換していくようでは遅いと思われる。

 

私が思うに既存の照明からLED照明に交換していくなら、オリンピックに向けた景気の良い状況が持っている今から2021年前がベストだ。