企業が長寿で存続するコツとは?

前回の私のブログで、私の出身地である新潟県が予想外にも全国で5番目に長寿企業が多い県・土地柄だと紹介した。

新潟県は越後山脈に囲まれていて夏は暑く冬は寒い。冬は雪が多く、2m以上降る地域も多い。

今でこそ関越自動車道や上越新幹線が開通している為、関東に出てくるには不便なことなく、新幹線でも東京駅まで2時間以内で来れ車でも簡単に来れる。

しかし、新幹線が開通したり、高速道路が出来たのも私が中学生位の時で、それまでは越後山脈を超えて関東に来るのは非常に時間がかかった。車の場合は都内まで国道17号を走って、約6時間以上かけて来たものだ。

関越自動車道も新潟県・群馬県を通過する約20キロに渡る関越トンネルが2車線で開通するようになるまで、非常に渋滞になった記憶がある。

そう考えると県外へのバイパスは非常に難しかったはずだ。流通網を作り上げていくのが難しかった気がするため長寿企業は県内の内需ビジネスで継続していったのだろうか。

ブログ用1

新潟独自の企業が創る製品・サービスで長く需要があり、企業が存続する価値があるもの・・・・それは、私も好きなお酒か?笑

業種別に見てみた結果は、以下の通り。

「小売業」(6279社、28.3%) 酒小売や呉服などの業者が目立った。

「製造業」(5447社、24.5%)三条燕の技術や精密機器、精密加工など。

「卸売業」(5216社、23.5%)お酒・米・魚など。

「建設業」(1975社、8.9%)県内の内需が多い。

ビジネスにも人間と同じように寿命があると分析する。特にトレンド系は時代のニーズに合っているが、M&Aをしていかないとビジネスの継続は難しい。

しかし、今でこそ流行ではあるが、一昔前はなかったはずだ。そうすると本業でいかに継続して拡販していくかが重要だ。

現在でも平均寿命で解散するものもあり、短命で終わるものもある。多くの企業が10年の存続にも満たない。

我々の生きている市場経済の中で、最も気になるのは長寿企業の存在する確率だ。

長寿という定義は曖昧だが、人間の場合100歳を間違いなく長寿といえるように、企業も100年以上続くもの、さらに200年を超えるものを長寿企業と考えて世界を見てみた。

ブログ用2

【モナコからニースへ‐地中海沿い-】

世界で200年を超える企業を調べてみると非常に興味深い事実が見えてくる。

韓国銀行が2008年5月に発表した「日本企業の長寿要因および示唆点」によると、創業200年以上の企業は世界中に5,586社あり、そのうちの半数以上の3,146社が日本国内にあるのだ。

日本に続く国が2位のドイツ837社、3位のオランダ222社、そして4位のフランス196社と続く。1位と2位と3位の差が4倍近くの差があるのも考え深い。

「地球上に200年以上存続する企業の半分が日本にある!」これはすごい事実だ。

島国、ガラパゴス化など酷い言われようだが、日本人として誇りをもって生きていきたいと思う。

歴史が短いアメリカ合衆国が入ってこないのは当然の事だが、逆に短時間で世界の経済を制したアメリカ合衆国の凄さも同時に感じる。

世界最古の企業は、578年創業の建設会社・金剛組、705年創業の温泉旅館・慶雲館、717年創業の同じく温泉旅館・千年の湯古まんと、ベスト3もすべて日本企業だ。 日本企業の上位3位が世界最古の3位に連なるとは本当に凄い!

そうすると、なぜ2世紀を超える長寿企業を日本が作り出せたのか気になる。

勤勉だからか、国民が優秀だからか、土地が良かったからか、鎖国が寄与したか、平和だからか、

一番の根本的な理由は、「島国だからだ」

ブログ写真2

【モナコを見下ろして、ヒントを得る】

日本は海に囲まれており、大陸続きの欧米に比べ、少ない戦乱と恵まれた地理的条件が多くの企業の長寿化を生み出したのだ。

ヨーロッパや中東、中国などの大陸国家の歴史を紐解いていくと外部からの侵略、国の統治による内戦、他国からの植民地化に起因している為、長寿命企業が存続しにくい。時代の流れに大きく左右されるのだ。

宗教に関する戦争も非常に多い。それらと比較すると日本は戦乱が少なかった。外部からの侵略によるダメージがあまりなかった。

現在の日本のように、企業が長く存続していく為の第一条件は、「平和」であることが必須条件になる。

また、世界最古企業の2位と3位が温泉旅館ということも別の意味で象徴的で、これも「平和」と関係している。

続く・・・・・